「東京って温泉出るんですよね」と司会のみのもんたが言う。東京の地下を深く掘っていくと、どこかで温泉法上の基準を満たすほどの温泉には当たるというので、たしかに都内にも「天然温泉」を名乗る施設がじつはけっこうある。
しかし、このたびの東京温泉はひと味違う。なんと東京都心の大手町、オフィス街の中に温泉ホテルがババンババンバンバンバン(BGM)と登場するというニュースである。
2016年完成で海外からの客あてこみ
「朝ズバッ!」が朝日新聞記事をもとに伝えるところでは、地下1500メートル以上から湯をくみあげ、屋上には天然温泉露天風呂をつくり、客室の風呂も温泉を引くという。全90室が和室で、海外からのお客を当てこんでいるそうな。完成予定は2016年春だ。
「経団連会館のすぐ近く? ここで浴衣着てていいの?」「いいね~」と、みのも大手町温泉に興味津津の態である。道行くスーツ姿のサラリーマンらを見下ろしながら、浴衣姿でビールでもやれば、気分は最高――かもしれないが、お代はお高くつきそうだ。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト