大笑い!自称画家おばあちゃんが修復した教会キリスト画―似ても似つかぬ珍妙さ大ウケ

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   「次はこれです」と2枚の肖像画が並べられたとたんに大笑いが起きた。司会の羽鳥慎一が「週末、日本中がこの話だった」。そう、「モーニングバード!」も先週金曜日(2012年8月24日)に短く伝えたが、スペインのボルハという小さな町の小さな教会にあるキリストのフレスコ画をめぐって騒動が起きている。1910年の作というが、傷みが激しいので「私が修復しましょう」と81歳の自称画家のセシリア・ヒメネスさんが名乗り出て、4年をかけて修復したが、似ても似つかないものになってしまったのである。

いじくり回しているうちに「愛嬌のある雪男」になっちゃった

   修復以前のキリスト像はちょっとクビを傾げて憂いのある目をしている。ところが、修復後の姿は幼い子どもが書いたような人物で、人というより愛嬌のある雪男。これがキリストだといわれてもちょっと無理がある素っ頓狂な絵で、見た途端に吹き出してしまうような「変身」ぶりだ。2枚の写真とともに世界中をこのニュースが駆け巡ったのもわかる。取材は160か国からあったという。

これはこれでいい
 

   ヒメネスさんが「こういう風にしようと思ったんですよ」と見せるスケッチはかなりの出来だ。だが、4年もいじくって、どうにもならなくなって教会に届けたというからのんびりしたものだ。 教会の壁に描かれた絵だというのに、それまでだれも気づかなかったのだろうか。驚いた教会はヒメネスさんに「これ以上触るな」と修復を禁止。オリジナルを描いた画家の孫という女性は、「(謝罪する)彼女を抱きしめました。81歳なんだし、とても気にしてました」と離す。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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