「妻から三行半」次は安倍晋三?アッキー「脱原発」「無農薬稲作」亭主尻目にひたすら自立

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最高裁が有罪にした永井荷風の傑作春本「四畳半襖の下張り」わいせつは素敵だ!

   このところ軟らかい記事に見るべきものがないが、それならばと新潮が出してきたのが、永井荷風作といわれる春本の傑作「四畳半襖の下張り」。これを1972年に作家・野坂昭如が自ら編集長を務める『面白半分』に掲載し、「わいせつ文書販売 」にあたるとして起訴されてしまった。錚々たる文人たちが特別弁護人に名を連ねて弁護したが、最高裁が上告棄却して刑が確定した曰く付きの一文である。

   永井の作といわれるだけあって格調高く、声に出して読みたいぐらいである。ちょっと紹介してみよう。

「今まで幾年となく諸所方々遊び歩きしが、これほどの容色(きりょう)にて、これ程の床上手にはまだ一度も出会ったことはなし。今夜はどうした巡り合わせかと思えば、しみじみ嬉しくなり、おのれも女の内股へ顔さし入れ、先づ舌の先にて上の方の急所を嘗め、折々舌をまるめて奥深く入れては又上の方をなめてやるに、女は忽ちうつつによがり始め、口の中なる男の一物唇にて根元を堅くしめてはこきながら、舌の先にて鈴口を弄ぶ」

   寝苦しい夏の夜に、酒など啜りながら読みたい名文である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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