国際的には「どっちもどっち」に見られかねない拙策
しかし、韓国大使館の参事官がアポなしで外務省を訪れ、「約束がないから」と守衛に追い返されるというのもあまり聞いたことがない。
司会の羽鳥慎一「親書を送り返すのは失礼だが、日本側も…」
吉永みち子(作家)「冷静さを欠くといってる方が同じことをやってる。非礼を国際社会に伝えればよかったのに、同レベルのイメージになっちゃった」
元外務官僚の孫崎享は「非礼を返しちゃいけない。紛争を抑えるのが外交の役割なのに残念だ」という。羽鳥が外務省前の映像を見て、「韓国大使館員が拒否されている後ろをゆうパックのトラックが入っていったのが象徴的」と笑う。
孫崎「親書というのは個人から個人への手紙で、公文書とは違うが、信頼関係がないと成り立たない。内容はいくら厳しくてもいいが、儀礼的には文句を言われないようにしないといけない。まあ、40年間も外交官やったが、(外務省の)敷地内に入れなかったというのはない(笑い)。どっち もどっちといわれちゃダメ」
吉永「この映像、韓国の人が見たらもっと怒りますよ」
いったいだれがこんな判断したのか。外務省が子どものケンカでは困る。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト