山本美香さん「防弾チョッキから外れた首に被弾」狙い撃ちされた?

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   「娘の偉業だ」そう言って朝日新聞記者だった父親は声を詰まらせた。20日(2012年8月)、シリアのアレッポで銃撃戦に巻き込まれて死亡した日本人ジャーナリスト・山本美香さんは直前までビデオを撮影していた。激しい銃撃戦の中で家族連れが通りを歩く姿や赤ん坊を抱いている父親の姿が映っている。

できるだけ多くを記録しておきたいと危険地域へ

   メインキャスターの小倉智昭は「アレッポはシリアの中でももっとも危険な地域とされています。でも、ジャーナリストだから、できるだけ多くのものを記録しておきたいと考えたのでしょう。それが災いを招いてしまったと思う。でも、山本さんは防弾チョッキを着用していたといわれています」と話す。

   コメンテーターの高木美保(女優・芸農家)「防弾チョッキでは守りきれない首を撃たれたと聞いています。銃撃戦に巻き込まれたのではなく、狙われて撃たれたのではないでしょうか」

   デーブ・スペクター(テレビプロデュサー)「ジャパン・プレスは危険な地域の報道で世界的に知られている。アフガンやパキスタンなどについての報道も積極的です。でも、シリアを含めて、これらの地域は記者でも危険といわれている場所です。その行動には十分な配慮が必要だ」

   戦場を取材する記者なら、デーブに言われるまでもなく細心の注意を払っている。同じメディア関係の仕事をしているからといって、東京のオフィスで映像を売買している男が知ったふうなことをいうべきじゃない。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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