鹿児島・女子中学生「新幹線飛び込み自殺」女生徒特有『見えにくいいじめ』

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男子より多い「仲間外れ・無視・陰口」

   スタジオには教育評論家で法政大学教授の尾木直樹が出演した。司会の小倉智昭が聞く。「吹奏楽部って、意外にいじめが多いんですってね」

   尾木「そうなんですねぇ。吹奏楽はみんなの心を合わせて行う素晴らしい共同作業。一致団結が求められるのですが、それだけに、ちょっとでも違うものがあると外すんです。先生や大人から分かりにくいところで起きるんですね」

   小倉「女子生徒のいじめの特徴ってあるんですね」

   尾木「これは典型的です。世界どこでも同じですけど、女子生徒は同調圧力が非常に強くって、トイレへ行くのも一緒でしょ。誘わない、目を合わさないなど、小さないじめが起こります。女の子の方が発見しづらいし、事件化しづらいんです」

   リポーターの平野早苗によれば、中学の男女別のいじめの実態調査で、「仲間外れ・無視・陰口」は男子25・7%に対し女子34%。「激しくぶつかる・たたく・蹴る」は男子17・3%、女子6・9%。このことが警察の検挙・補導数にも影響している。今年上半期、「暴行、傷害、恐喝、暴力行為」などの容疑で検挙・補導された件数は男子が96件、女子6件と女子は圧倒的に少ない。女子のいじめは見えづらいという事情が数字からも読み取れるようだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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