尖閣上陸の日本人どんな人たち?ウエットスーツに足ひれ準備

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   尖閣諸島の魚釣島にきのう19日(2012年8月)早朝、10人の日本人が上陸した。うち5人は地方議員だったが、あとの5人は何者かよくわからない。「その一部始終をテレビ朝日のカメラが捉えています」というので、上陸したのかと思ったらさすがに違った。

   テレ朝はこの日早朝、海上で行なわれた慰霊祭の取材に同行していたのだったが、終わって魚釣島に接近したところ、日の丸を振る男の姿が見えた。それが10人で、なかに女性も1人いた。慰霊祭に参加した船とは別の数隻で近寄り、海に飛び込んで上陸したらしい。

灯台や岩壁に何本もの日の丸

   映像を見ると、普段着のままのもいれば、日の丸のTシャツ姿、入念にウエットスーツに足ひれなんてのもいた。島の灯台や岩の上に日の丸を掲げたり、振ったりしていたが、島のかなり高いところにある岩壁にも日の丸があった。テレ朝が乗った船の船長は、「あんなものはなかった」という。短時間で設置は無理な高さだ。相当早くから上陸していたとみられる。

   慰霊祭は超党派の国会議員でつくる「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(会長・山谷えり子参院議員=自民)が行なったもので、国会議員9人を含む約150人が宮古島と与那国島から21隻で尖閣沖に出ていた。政府に上陸を申請していたが、拒否されていて上陸者はなかった。

   上陸した地方議員らは「日本人の志を示した」という。慰霊祭に参加した国会議員らも「気持ちはわかる」などという。そもそも戦没者の慰霊祭を尖閣周辺でやること自体が十分に政治的だ。8月15日をすぎてからというのも、香港活動家に挑発されたからだろう。同じアナのなんとやらだ。もとはといえば、国がしっかりしてないからとはいえ、困ったものだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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