やれ中国に負けじと、今度は日本の「愛国者」が尖閣に上陸。地方議員らの10人組だそうである。けさ20日(2012年8月)の「朝ズバッ!」では、よくやった、中国に負けるな、さすがニッポン、金メダル――的な評価は聞かれず、出演者らは中国からの上陸に負けず劣らず、迷惑顔といった雰囲気ではあった。
これでまたやってくる中国の反日連中
「日本は日本なりになんか方法があるでしょう。いきなり地方議員が上陸ってのもね」と司会のみのもんた。この件でみのは、日本と中国は歴史的にも、経済的にも関係が深く、仲良くするべきだといった表面的なコメントを繰り返している。
コメンテイターは「政治の無用の争いは起こしてほしくないというのが、経済人の考え方ではないか。領土は守るべきだが、同じレベルで無理にケンカしなくても、というのはある」(経済評論家・池田健三郎)、「政治的メッセージを日本がやって、また中国の活動家が来て、上陸合戦みたいなことになっても意味がない。政府としてもなにかしてしかるべき。石原都知事はなんてコメントするのか興味がありますね」(八塩圭子・学習院大学特別客員教授)といった反応だ。
あとは「尖閣上陸 ネット(のどこか)で支持の声続々」――てな感じでしょうか。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト