海保・警察の作戦通り!海上で誘導して「御用!」
「モーニングバード!」がヘリから見た一部始終を、東京都の尖閣担当専門委員の東海大の山田吉彦教授が分析した結果が面白い。巡視船は8隻以上いたが、中国船を阻止するのではなく、特定の場所に誘導していたという。たしかに、陸で待ち構えた警察官らの真ん前に着岸していた。つまり、入管法違反だけで強制送還というスピード決着をにらんだものだったという。それは中国政府の思惑にも合致する「顔が立つ決着になる」と山田教授は見る。
一色も「止められないはずはない。待ち構えてる反対側に上陸されたら困るからシナリオ通りだろう」という。
赤江珠緒キャスター「あえて上陸させたということですか」
一色「だれが決めたのか、客観的にそう見えますね。結果として日本側は止められず、一時的にも侵入を許して、国旗を掲げた映像が世界に流れたのはまずいと思う。今後、ステップアップも考えられます」
司会の羽鳥慎一「今後もつかまえられない状態は続くのか」
一色「腹ひとつです。尖閣は日本の領土だといってるのに、どうしようかということ自体おかしなこと。議論の余地は ないと思う」
富坂は「衝突事件以降、いくつか設定した選択肢のひとつだと思う。いま海では安全装置がないので危なっかしい。 そんな中では、100点ではないが、及第点だと思う」という。
この問題ではだれもシナリオを描けない。東京都の動きが今回の騒動を誘発したという面もある。一色氏は「普通の領土として扱えばいい。実行支配しているのだから」という。確かに、だれでも上陸できるのが常態になれば違ってくるかも知れない。触らぬ神に……では、いつまでもこういう状態が続くことになる。