大震災被災者に言ってはいけないひと言―精神科医が監修して内閣府HPで公開

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   東日本大震災以降、専門家筋などが説くところの精神的に不調の人や被災者に言うべきではない言葉がメディアなどを通じて流布し、よく知られるようになった。けさ16日(2012年8月)の「朝ズバッ!」が東京新聞記事をもとに伝えるところでは、精神科医が監修したという被災者との接し方が、内閣府ホームページなどで公開されているという。

「つらいのはあなただけじゃない」「そろそろ元気になって」

   内閣ホームページには「つらいのはあなただけじゃない」「そろそろ元気になって」「泣いても前に進めないよ」などといった励ましの言葉が被災者を逆に傷つけるケースも紹介されている。被災者の話を否定せずにじっくり聞き、ときには専門家への相談を勧めることが大事だという。

   そう聞いて、司会のみのもんたは「うーん」と唸った。「まあ言葉の使い方、むずかしいですよね」という。コメンテイターの金井辰樹・東京新聞・中日新聞政治部次長は「『頑張ってね』という言葉も、重く感じるのでやめたほうがいいという人もいるが、ケースバイケースではないか。とにかく相手の話をよく聞くことは大事だと思います」

   あれを言ったらダメ、これも言ってはダメと、遠慮ばかりして腫物のように接し、奥歯にモノでも挟まったような会話ばかりでは、それも逆効果な気もしないでもない。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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