ロンドンオリンピックは日本は過去最高の38個のメダルを獲得しておおいに盛り上がったが、テレビの前の観戦者はどんな競技、種目で盛り上がっていたのか。今大会のテレビ中継はBSが本格的に参入、地上波の放送時間も前回の北京五輪に比べて2割も増えた。日本中が五輪漬けの2週間だったというわけだ。
そうした中で、視聴率でも強かったのはやっぱりなでしこジャパンだった。予選リーグの初戦の対スウェーデン戦がトップ、決勝の対アメリカ戦はそれよりわずかに低かったが、1位、2位が飛び抜けている。サッカーは男子も人気で視聴率3位は世界中が驚いた強豪スペインを破った1戦だった。
28年ぶりのメダルとなったバレー女子、初メダルの卓球女子団体、メダルラッシュに沸いた競泳、3連覇がかかった柔道女子などが高視聴率となった。ただ、五輪関連全番組の平均視聴率は、NHK(総合とEテレ)が9・2%、民放の在京キー5局が7・4%で過去最低だった。集計の対象になっていないBSで見る人が増えたことと、日本時間で深夜から明け方の競技が多かったことなどが影響したと見られる。(テレビウォッチ編集部)
(1)サッカー女子スウェーデン戦 30・2%
(2)サッカー女子決勝アメリカ戦 29・1%
(3)サッカー男子スペイン戦 26・0%
(4)開会式 24・9%
(5)男子マラソン 24・3%
(6)サッカー男子エジプト戦 23・9%
(7)女子マラソン 22・5%
(8)柔道決勝・女子57キロ級/男子73キロ級 22・0%
(9)バレー女子3位決定韓国戦 21・7%
(10)レスリング準決勝戦・女子55キロ 21・2%
(11) サッカー女子南アフリカ戦 20・4%
(12)サッカー女子スウェーデン戦・録画 20・2%
(13)柔道予選・女子52キロ級/男子66キロ級 19・8%
(14)シンクロチームテクニカル・ルーティン 19・4%
(15)柔道決勝・女子48キロ級/男子60キロ級 19・1%
(16)バレー女子準々決勝中国戦 18・9%
(17)サッカー女子ブラジル戦 18・7%
(18)サッカー男子3位決定韓国戦 18・5%
(19)競泳予選・男女背泳ぎなど 18・4%
(20)バレー女子ロシア戦 18・2%
(21)卓球女子団体決勝中国戦 18・0%
(22)サッカー男子準決勝メキシコ戦 17・8%
(23)サッカー女子準決勝フランス戦 17・1%
(24)柔道予選・女子63キロ級/男子81キロ級 16・6%
(25)陸上女子5000メートル予選 16・3%
(26)柔道決勝戦・女子78キロ級/男子100キロ級 15・8%
(27)陸上男子100メートル予選 15・6%
(28)陸上男子400メートルリレー予選 15・4% (29)競泳・男女400メートルメドレーリレー 15・3% (30)新体操団体決勝 13・6%