寄らば維新の陰――ということで、現在民主・自民などに属する国会議員10人ほどが橋下・維新の会との合流を念頭に置いて、研究会を発足させていたという。そのカゲには鞍替えを目論む議員がたくさん潜んでいると見られるそうな。
「政策の中身、どんな候補者がいるのか」
実際、世論調査などで次の衆院比例の投票先を聞くと、「二大政党」を差し置いて維新の会がトップになったりしているんだとか。
この事態に、番組コメンテイターの杉尾秀哉TBS解説・専門記者室長は「維新の人たちの政策の中身、どんな候補者がいるのか」を、有権者は精査すべきだと注意をたまわる。
そうじゃなければ、過去の小泉チルドレンやオザワチルドレンに続いて、「今度は橋下チルドレンじゃなく、橋下ベイビーズ(大前研一が言っている言葉だそうな)ができてしまう」ことを危惧しているんである。
その昔コインロッカー・ベイビーズとかいう小説があったが、このまま行けばたしかに、ほどなくアンダーザブリッジ・ベイビーズが大ベストセラーになるのだろう。中身はよく知らないし、たぶん読まないけど話題なのでとりあえず買う、といった類の。そして何年か後には、中古本屋で叩き売りされてたりして!?
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト