五輪ボクシング男子ミドル級で、村田諒太が東京オリンピック以来48年ぶりの金メダルに輝いた。キャスターの笠井信輔は「ミドル級は世界でももっとも選手層が厚いクラスで、ここで金メダルを手にすることができたのは凄いこと」と話す。妻・佳子さんは「精神や肉体が上手くコントロールできないことが何回かありました。それを乗り越え、ここまで来られました」という。
高校時代の恩師「お前の拳には無限の可能性がある」
榎並大二郎リポーターは「今回の勝利には2人の恩人がいました。1人は高校時代の恩師、武元前川先生です。武元先生は村田選手がボクシングを始めた頃から、お前の拳には無限の可能性があると話していたそうです」」という。高校時代のクラスメートは「あの当時から強いものがあった。僕たちは彼をジャイアント呼んでいて、冗談で素手でボディーブローを入れられたがかなり強烈でした」と話す。
東京五輪のバンタム級金メダリスト桜井孝雄はかねがね「プロとアマの交流が必要。それがなければ日本ボクシングの底上げはできない」と主張していた。村田もプロ選手と打ち合うことで強くなっていった。村田自身も「アマがプロより下とは思っていない」と語る。
笠井「こうしたプロ・アマ交流があったから勝てたのですね」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト