なでしこ惜しかった!まれに見る激闘…勝敗の差はシュートの運不運

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   世界最強のアメリカと戦ったなでしこジャパンは、昨年(2011年)W杯と五輪の連覇を目指したものの2-1の惜敗で終わった。日本では10日未明(2012年8月)の試合だったが、内容は両チームとも眠気を吹き飛ばす激闘を繰り広げ、見ごたえのあるいい試合だった。

佐々木監督「今大会で一番よくやってくれた。胸を張って帰ろう」

   なでしこが徹底的にマークしたのは、ワンバックとモーガンという2人の「重戦車」だったが伏兵がいた。前半、MFロイドにゴールを決められ、後半もロイドに追加点を奪われた。

   しかし、1点を先取された後、なでしこの猛反撃が始まった。再三ゴールを脅かし、後半18分にゴールを狙った澤穂希のシュートは阻まれたが、このこぼれ球を澤がパスして大儀見優季がゴールにねじ込んだ。その後もなでしこの猛攻は続いたが、世界最強の守護神、ソロに阻まれて追加点が取れなかった。

   澤は戦いをふり返り、「悔しいですけど、自分たちがやったサッカーはアメリカに劣っていなかった。悔いはないです」と晴々した表情で語った。選手たちと円陣を組んだ佐々木則夫監督はこう語ったという。「負けたとはいえ、今大会で一番よくやってくれた。胸を張って帰ろう」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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