五輪騒ぎの陰で「甲子園」奪三振22個の大記録!桐光学園・松井裕樹投手

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   ニッポンのテレビの夏に「夏の甲子園」は欠かせない存在のはずだが、それも4年に1度のグローバルでナショナリスティックなスポーツ祭りの前にはひとたまりもない。ロンドンオリンピックの陰で、数日前からはじまった第94回全国高校野球選手権大会は、NHKはともかくとして、このTBS「朝ズバッ!」では、プロ野球同様にほぼ忘れられたスポーツとなっている。

10打者連続でバッタ!バッタ!

   きのう9日(2012年8月)は、そんな甲子園で大記録が飛び出した。神奈川県代表・桐光学園の松井裕樹投手が、なんと10打者連続を含む22三振を奪ったのだ。これまでの最高は夏19個、春のセンバツは21で、甲子園記録を更新したという。連続奪三振数も新記録だとか。

   さすがに――というか、この話題は番組でも取り上げた。22三振の模様が映像で流れると、スタジオのコメンテイターからは「すごい」の声が相次ぎ、司会のみのもんたも「すげえ。こわいね。劇画チックだったね」

   ネタがれの時期でもあり、例年ならば、番組内で何度もリピート、フィーチュアされておかしくない話題だが、これも五輪と日本人メダルの前にはまるで歯が立たず。甲子園1回戦で敗退したチームのように、1回限りでひっそりと姿を消した。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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