レイプ米兵「厚木基地」に逃げられ調べできない日本植民地!「オスプレイあるから騒ぐな」

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「Aの自宅に近づき、人気のないマンションとマンションの間の通路に差しかかったところで、Aはいきなり拳で私のお腹を殴り、チャックを下ろして自分のモノを出し(中略)。『痛い、やめてよ』と抵抗しても『うるさい。殺すぞ』と叩かれ(中略)。Aは私の髪を思い切り引っ張って、鳩尾をグーでバーンと殴られて、俵抱えにされて自宅に連れ込まれました。
   『ああ、これはちょっとでも抵抗したら殺されるな。生きて帰るためには犯(や)られるしかないな』と諦めるしかありませんでした。(中略)
   Aはサディストのように、叩いたり喚いたりしながら暴力的に犯し続けました。避妊などせず、膣中にも出されてしまった。でも生きて帰りたい一心で、大人しくAが眠りに落ちるのを待って、逃げ出しました。(中略)時計を見たら、午前三時五十分でした。後で気がついたけど、髪の毛がメチャクチャ抜けていました」

   これは「週刊文春」の「怒りのスクープ!米兵レイプ犯を逮捕させない日本政府」の中で、泥酔した米海軍厚木基地航空基地所属の二等兵曹A(23)にレイプされた被害者の寺坂恭子さん(仮名)の痛切な告白である。

「黙ってやらせろ。殺す」と自宅に引っ張り込み30代女性強姦

   事件が発生したのは7月21日(土曜)の未明だった。神奈川県内のショットバーでAと高級将校のいざこざが始まった。将校はAを店の外に連れ出して「これ以上飲むな」と叱責して、店の女性、寺坂さんがAを彼の自宅まで送り届けることになった。

   「帰宅途中、Aは女性の腹部を何度も殴打し、『俺はやりたいんだ。黙ってやらせろ。従わなければ殺す』と脅迫して自宅に引っ張り込み、強姦に及んだ。凶悪で卑劣な事件です」(神奈川県警捜査関係者)

   だが、30代前半の寺坂さんは泣き寝入りしなかった。逃げ出した後、知人に相談して在日米軍憲兵隊に通報したのだ。憲兵隊は全米犯罪情報センターを通じて神奈川県警大和署に連絡を入れ、大和署は翌日、Aの自宅などを家宅捜索した。

   Aはメキシコ系アメリカ人で、所属は診療所。日本に来る前はイラク戦争にかり出され、ケガをした状態で砂漠に2、3日取り残されて半狂乱になり、それがPTSDになったのではないかといわれている。

   Aの自宅に米軍憲兵隊や大和署の捜査員、鑑識が乗り込んで家宅捜索はしたが、奇妙なのはそこからだった。彼女は膣内の検査やDNA検体を採取され、何度も現場検証にも立ち会ったが、それから捜査が進んでいないというのだ。

   「これまでに五回以上は警察に呼ばれて、毎回同じ話をしていますが、全然告訴状にサインさせてくれないんです。(中略)強姦って親告罪で、被害者が告訴しないと犯人を処罰できないんですよね」(寺坂さん)

   一方のAはIDカードを没収され基地の外には出られないが、身柄を拘束されて営倉にぶち込まれているわけではないという。寺坂さんは人形を使った現場検証を何度もさせられて具合が悪くなってしまった。だが、ここで引き下がったら、Aが出てきて自分が狙われるだけではなく、家族にも危害が及ぶかもしれない。そんなことが起きたら死んでも死にきれないと不安を口にする。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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