「解散時期を示さなければ3党合意を破棄する」という自民党の脅しに野田首相が動いた。きのう8日(2012年8月)夜に行なわれた谷垣自民党総裁、山口公明党代表との3党首会談で、税と社会保障の一体改革法案早期成立と「近いうちに信を問う」ことで合意した。「近いうち」とはいつのことなのか。
「10月臨時国会で解散、11月投開票」
谷垣氏「近い将来」と「近いうち」の違いを問われて、「みなさんの解釈に任せます。近いうちにということです」と逃げる。「自民と密約はあるのか」と聞かれた野田は「ありません」と不機嫌そうだ。
司会の羽鳥慎一「どうなってるんでしょうね」
テレビ朝日政治部の山下達也は「10月の臨時国会で解散して、11月選挙という見方が有力になっている」という。日程を見ると、あす10日に消費税増税法案などが成立するとして、9月8日 の会期末までには解散なし。その後、21日に民主党、22日に公明党、23日に自民党の代表・総裁選が続く。したがって、解散はその後という読みだ。
山下「代表・総裁選を経て、臨時国会で特例公債法案など懸案を片付ければ、解散せざるをえないだろうとの見方が強い」
松尾貴史(タレント)「(最高裁が違憲状態としている)1票の格差なんかクリアできるんですか」
山下「それは必ずクリアしないといけない」
松尾「できるの?」
山下「格差だけに絞ってという話もあるし、数か月の周知期間が必要というのもあるが、(国会が是正に)努力をしていれば今回の選挙は有効という見方もある」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト