レスリング小原日登美「悲運の女王」苦難の金メダル!2度の引退と不屈

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決勝も逆転優勝!マットに座り込み泣きじゃくり

   2008年に引退を決意して妹のコーチを引き受けたが、妹は世界選手権で惨敗してしまう。その妹から意外にも「自分はもう無理なので、私の分までやってくれ」と告げられた。三たび五輪をめざす。10年には1年後輩の康司(30)と結婚、一緒にトレーニングに取り組み、翌年の全日本選手権で優勝して掴んだ五輪の切符だった。

   決勝戦は先手を取られたが、最後に逆転した。勝った小原はマットに座って泣きじゃくり、スタンドの応援団の歓声にも涙が止まらない。テレビカメラを向けられると「本当に信じられないです。私一人の力では金メダルは取れなかった」と泣き顔で語った。

   司会の笠井信輔アナも目を潤ませ、「よくここまでやったよね。本当にそう思う」と、こちらも泣き声を堪えながら言うのが精いっぱいだった。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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