オリンピック女子バレーボール準々決勝で、日本は中国を破り、ソウル五輪の以来6大会ぶりの4強入りを果たした。田中大貴リポーターは「感動して昨夜は眠れませんでした。今もハイテンションで少し変な感じです」と伝える。ロンドンにいるメインキャスターの小倉智昭も「1セットを取ると次のセットは取られたりのシーソーゲームでした。もの凄い死闘となりました」と興奮状態だ。
過去0勝5敗の中国に5セット競り勝ち
ゲストの元バレーボール日本代表の川合俊一が登場は、「これまで日本と中国は相性が悪かった。長年、日本女子バレーボールの前に立ちはだかっていました。その中国に勝利したというのは大きな意義があります。歴史的勝利です」と話す。
田中「これまで日本と中国の試合は0勝5敗で日本は1度も勝てていませんでした。今回も試合はフルセットの第5セットまでもつれ込みましたが、その第5セットを取りました」
キャスターの笠井信輔アナ「勝因はどこに?」
川合「やはり練習の積み重ねです。日本の女子バレーには公式練習が終わった後も自主練習をするという伝統があります。今回、勝利を呼び込んだアタッカーの江畑選手や木村沙織選手は、試合後に練習をするためには大先輩であるセッターの竹下選手に残ってくれと頼まなくてはいけない。竹下選手は嫌な顔もせず練習に参加した。こうした力が勝利に結びつきました」
「敵の誰がトス上げアタックしたか」瞬時に分析
笠井「真鍋政義監督はiPadを持って試合に臨んでいましたが、あの中にはどんなデータが入っているのですか」
川合「過去のデータから、試合中のデータまでが入っています。試合中は敵の誰がトスを上げ、誰がアタックしたのか。その組み合わせが何回なのかという分析データなどです」 ロンドン大会はデジタル時代の最初のオリンピックといわれるが、なるほど、こういう場面でも活躍していたのだ。