これで全部かどうかも疑わしい東電「映像記録隠し」
15日朝、東電本店に菅直人首相が乗 込んできた時のシーンもあるが、音声が入っていない。松井は「あとで消しても東電にはメリットがないから、入ってなかったんだろうと思う」と話す。
司会の羽鳥慎一「緊迫しているのはわかりますが…」
舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「これじゃ情報公開になっていない」
松井「150時間の分は東電でしか見られない。パソコンが65台置いてあります」
舘野「150時間だって全部かどうか。東電のやり方を見ていると信用できないですよ。1兆円も投じて国有化してるんだから、国会の事故調もうちょっと踏み込まないと中途半端だ」
松井は「なぜ限定するのかがわからない。出してまずいことはないと思うんですけどね。東電のホームページに載せるべきですよ。ことは歴史が裁く。きょう明日の問題ではないのだから。官邸に記録が全くないのだから、東電が先鞭をつけるべきですよ」
舘野「こんな状況なのに、再稼働させている人がいることが問題だ」
まったくだ。東電はいまも「東電社内の事故」だと思っている。この事故の一切は人類の事故だ。全てを明らかにしないといけない。東電にはプライバシーなんかない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト