東電「福島事故の社内ビデオ」五輪真っ最中に公開するずる賢さ

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150時間分閲覧は録画・録音禁止。公開は東電編集の要約版90分だけ

   今回公開されたのは、2011年3月11日から16日までの東電本店と福島原発の現場とのテレビ会議ののべ約150時間分だが、すべての映像を視聴できるのは登録した報道関係者に限られ、東電本店に設けられた視聴室で9月7日までと期限付き。録画、録音は禁止だ。テレビ放送などで一般に公開できるのは、報道陣用に東電が編集した約1時間半の要約版だけだ。東電は社員のプライバシーなどを理由に映像公開を拒んできたが、そのためなのか、公開映像にはぼかしやピーという音が入るなどの処理がなされているという。

   笠井は「事故を起こした東電がなんの権限を持って、上から目線で話をしてくるのか。疑問に思いますよね。(都合の悪いことを隠しているんじゃないかと)勘繰ってしまう状況が起きていると思います」といい、「いずれにしても、このオリンピックの最中に公開され、オリンピックのニュースに埋もれかねない状況なので、どういうことを考えながらの公表だったのか、考えてしまいます」と東電の姿勢を批判した。「とくだね!」もオリンピック期間中とはいえ、浮かれることなく、大事なニュースを落とさないように。

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