男子競泳メドレーリレーの決勝レースで銀メダルを決めて、第3泳者の松田丈志は「(北島)康介さんを手ぶらで帰国させるわけにはいかないぞと、康介さんには内緒で話していました」と明かした。
現地で取材しているメインキャスターの小倉智昭はスタジオにいる笠井信輔アナに、「悪いね。僕ばかり楽しい思いをさせてもらって」と冗談を飛ばしながら、「北島選手以下4人の選手の強い思いがスタンドまで伝わってくるような激しいレースでした。プールサイドの観客席は大騒ぎ。僕も思わず興奮してしまった。声がかれるのでは思えるぐらいの大声を上げてました」
「みんな成長した。このチームに入れて良かった」
小倉「アメリカは北島選手のライバルであるロフテ選手をこのレースでは出しませんでした。それだけ選手層が厚いということで、羨ましい限りです」
北島は「みんな成長した。このチームに入れて良かった」と語り、試合後に「次のブラジル大会まではあと1261日」とツイッターに書き込んだ。
笠井「この大会で現役引退と見られていますが、実は次の大会も視野に入れているのでは」
ゲストの為末大(400メートルハードル世界陸上銅メダリスト)は「おそらく次のオリンピックも意識しているでしょう。そのためにはこれから何をすべきかといろいろな事を考えていると思います」と話す。まあ、水泳選手で30代後半で現役は難しいと思うが、北島が「ブラジルまで…」と書いたのは、違う目標でまだまだ水泳を続けるという意味だろう。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト