「練習嫌いの天才」立石諒が銅メダル―先輩追い抜き世代交代
北島より6歳年下の立石は、その北島にあこがれて水泳を始めた。北島から「練習嫌いの天才」といわれたこともある。だが、「本当は隠れて練習していました」。常に背中を追い続けていた先輩を世界のひのき舞台で破り、日本の第1人者となった。
ロンドンの小倉智昭に代わって司会を務める笠井信輔が正直に告白した。「本当に申し訳ないのは、きのうまで、私たち、立石選手の『た』の字も口にしていないような感じでしたよね。北島、北島といって。立石選手の関係者のみなさんに申し訳ないなという気持ちがありますが、若者はこうやって伸びてくるんですね」
新しいヒーローには、次は金メダルを期待しよう。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト