長野・群馬にまたがる2つの神社
このすぐそばにちょっと変わった神社があります。「熊野皇大神社」と「熊野神社」で、隣り合って一つの神社のように見えるのですが、群馬県と長野県の県境にあって、「熊野皇大神社」は長野側、「熊野神社」は群馬側に建っています。宮司さんも2人いて、賽銭箱もお守りもそれぞれにあります。両方ともお詣りすれば御利益も2倍というところかな。
ここは旧中山道の碓井峠の頂きで、神社の向かいに「峠の茶屋」があります。お店も群馬・長野にまたがっていて、中に県境の赤い線が引いてあります。名物はちから餅。峠を登ってきた旅人がこれで力を付けたというわけです。ちから餅は1皿450円で、あんこ、きなこ、ごま、くるみなど6種類。夏はこれをかき氷に乗っけた「ちから餅氷」(500円)をおすすめします。蝉時雨の中で味わうかき氷―ひと味違った軽井沢のお洒落な楽しみ方ではないでしょうか。
(涼)