松田丈志200バタ「銅」に笑顔なし…たった6・4センチで逃した金メダル

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優勝の南ア・レクロー驚きの「自己ベスト2秒短縮」

   フェルプスをかわして突如登場したレクローとはどんな選手なのか。山本によると、個人メドレーが専門の選手だという。実は北京五輪バタフライで2位になったのも個人メドレーの選手だった。「こういう形の選手が増えるかもしれない。メドレーは400メートルだからスタミナもあるから」という。

   レクローはこの決勝レースで自己ベストを2秒以上も縮めた。山本は「まだ20歳と若いし、200メートルだと2秒くらいはある。ボクもある。彼はこの決勝でちょうどそれを出したのではないか。緊張でつぶれていまう人もいるが、彼は…」

   司会の羽鳥慎一「山本さんは緊張する方?」

   山本「いや、全然。楽しくて仕方がないほうです」

   100分の1秒というのは、指の先1.6センチの差なのだそうだ。0.02秒なら3・2センチ、0.04秒は6・4センチだ。たった指1本分の中に金と銀と銅があった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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