1兆円公的資金注入でもつぶれる東電―さらに2兆円の税金負担必至

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   司会のみのもんたも英国・ロンドンに飛んで、五輪色に染まり切った「朝ズバッ!」のなかで、異彩を放ったのが東電問題である。約1兆円の公的資本が東京電力に投入され実質的に国有化された。東電に流したおカネは将来返してもらうタテマエだが、「朝ズバッ!」が伝えるところの毎日新聞記事によれば、回収の見通しは立たず、それどころか、さらに2兆円規模の国民負担が生じる可能性があるという。

原発事故のツケはすべて国民回し

   黙っていればつぶれる会社を、公的資金で救済することはいつも議論にの的となるが、東京のスタジオでみのの留守を預かる井上貴博アナは「あの原発事故を引き起こした電力会社のツケ」を国民が払わされることに、「やっぱりちょっと納得できないよという国民は多いと思うんですよね」と顔をしかめる。

   もっとも、東電に言わせれば「事故を引き起こした」りはしてない。事故は天災で、ほぼ予見不能で、もし誰かが予見していたとしても、そんな予見にいちいち全部備えていたら経営が成り立たない。東電がつぶれれば電力供給は心配だし、補償もややこしいことになる。

   コメンテイターからは「大事なことは今後国がきちんと舵取りをして、国民の負担ができるだけ少なくすむ、あるいは利益が還元される――そういう方向を考えるしかない」(コメンテイターの若狭勝弁護士)との前向きな(?)コメントも聞かれた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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