卓球王国・中国打倒の秘密兵器「チキー太くん」―鋭く変化する回転球再現

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   卓球ニッポンが史上初の五輪メダル獲得に挑んでいるが、その前に立ちふさがるのが王国中国だ。「朝ズバッ!」によれば、中国の選手はチキータなるショットを得意にしている。手首のスナップを利かせて、球に強力な回転を与えて鋭く変化する。球がチキータバナナのように曲がることから、そう呼ぶらしい。

石川佳純もこれで練習「本当に中国選手のような回転」

   チキータ対策が日本のメダル獲得には欠かせないというわけだが、そもそも日本にチキータを打てる選手は少なく、いてもチキータを打ち続けると手首に負担がかかるなどで容易ではない。

   そこでロボットの出番だ。ロボット王国ニッポンの威信をかけて、チキータを打てる卓球ロボットが開発された由である。その名も「チキー太くん」。ピッチングマシーンなどを製造する栃木の「スナガ開発」という企業が製作した。3つのローター(番組テロップではローラー)による制御で、繊細かつ複雑な制御が可能という。日本代表選手の練習にも使用され、「すごく回転のかかったドライブをブロックする練習ができた。本当に中国選手のような回転だった」(石川佳純選手)との声が聞かれた。

   気になるお値段は3台1000万円だそうな。なお、チキー太くんは文科省のメダル獲得支援事業「マルチサポート事業」の対象になっているという。この事業、2012年度は27億円の予算が組まれているそうだ。この財政難のなかでお高いようだが、メダルが取れれば安いもの!?

文   ボンド柳生
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