「英語が多すぎて(表示の)自分のタイムがすぐわからなかった」
ロンドンのスタジオに寺川が現れた。「金メダルを目指してきましたけど、(これまでに獲得して)持っているどのメダルよりこれが好きです」
田中「平井先生(コーチ)、何か言ってました?」
寺川「本当によかった。タッチしか見てなかったといっていました」
田中「安心して見られました。不安とか感じずにやってたね」
寺川「すごく落ち着いていて、雅美さんにも『自分でもびっくりするくらい落ち着いてます』とメールを送りましたよね。きょうやっと雅美さんのような泳ぎができました」
田中「綾の方が全然かっこいいです」
スケート金メダリストでコメンテーターの清水宏保「8年間、どうモチベーションを保ったの」
寺川「苦節何年といわれますが、苦節じゃなくて、すべてプラスになっていました。8年は長いが、毎日練習していると、いま思うと一瞬のような…」
これには田中も清水もうなずいていた。選手にしかわからないことだろうな。
司会の羽鳥慎一「58秒という数字をどんな気持ちで見ましたか」
寺川「英語が多過ぎて、判断に時間がかかった。ようやく数字を見てよかったなと思いました」
まだレースは残っている。200メートルもあるし、メドレーリレーもある。「日本は闘えるチャンスが十分にあると思います。私も調子を整えて…」
田中が「8年が一瞬になったんですよ」
羽鳥「寺川さんは笑ってますけど、田中さんは泣きそうですよ」
田中「感動しちゃって」
寺川「笑ってください」
羽鳥「これは寝不足になってもいいですね」