ロンドンオリンピックの男子サッカー日本代表が、世界最強といわれるスペインを1対0で下し大金星をあげた。1996年のアトランタオリンピックでブラジルに勝利した「マイアミの奇跡」以来の「英国・グラスゴー」の奇跡だ。
30日モロッコ戦が1次リーグ突破のヤマ場
サッカー解説者の松木安太郎は、コーナーキックから大津裕樹が右足で蹴り込んだ得点シーンのVTRを見ながら解説する。「コーナーキックを蹴った扇原選手と大津選手の息もぴったりだったが、もう一人、吉田選手の動きも見逃せない。彼は敵ゴール前でスルスルと動き、敵のディフェンダーを引きつけて大津選手が走り込んでこられるスペースを作った。スペインがパス回しを中心にマタ選手にボールを集めていたことなどから、敵の動きが読めたのでしょう」
日本が1次リーグD組で、スペインの他にホンジュラス、モロッコが入っているが、司会の羽鳥慎一は「現在、スペインはD組の最下位。スペインが予選敗退ということがあり得ますか」と聞く。
松木「大いにあり得ます。日本がスペインに勝ったことで、モロッコもホンジュラスも自分たちもやれると考えているでしょう。日本代表にとってヤマは次のモロッコ戦です」
そのモロッコ戦は日本時間で7月30日(2012年)の午前1時キックオフだ。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト