原因究明より組織防衛優先の小役人気質
なぜ学校や教育委員会はいじめや自殺の原因究明に真摯に取り組まないのか。「原因究明をすればするほど学校の過失責任を立証してしまうというジレンマ」(喜多明人教授)があるそうで、過失責任が認められると賠償しなければいけない、それはまずいという組織防衛の論理が真相解明の妨げになっているという。
教育者や教育現場には、なんとなく市井より少々ご立派な人間性を期待してしまいがちだが、そこにもサラリーマン根性や小役人気質といったものはしっかり染み付いてしまっているようだ。
*NHKクローズアップ現代(2012年7月24日放送「なぜ真実が分からない~大津・生徒自殺 問われる調査~」