福島原発事故にも「この国は病んでいる」と大勢順応主義に苦言
吉田は福島原発事故にたいしても、「日本人にはまだ自分で考える力が備わっていなかった。この国は病んでいる」と、日本人の大勢順応主義に苦言を呈した。
片山「吉田さんは小学生時代に関東大震災を経験し、大きくなってからは東京大空襲も体験しています。自分を表現する大切さが体の中に染みこんでいたのでしょう」
国谷「世間に流されず、自分の感性に忠実であろうとする姿勢が、独自の世界を切り開きました」
いまの日本にもっとも必要なひとりだった。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2012年7月23日放送「『そこに自分の考えはあるか』音楽評論家・吉田秀和の遺言」