福島原発作業員の「放射線量計」に鉛カバー!低く見せかけ長時間業務

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   鉛には放射線の遮蔽効果があるというが、最近は放射線の線量計を鉛で覆うという画期的な使い方が明るみに出た。福島第一原発の現場作業を請け負っていた建設会社の作業員が、被ばく量を管理する線量計に鉛のカバーをつけていたという。この会社の役員が作業員につけるように強要したものだそうだ。

   「スッキリ!!」では「その理由はさだかではない」(森圭介アナ)ということだが、司会の加藤浩次が「理由はさだかじゃないですけど、長時間労働させるためとしか考えられませんよ」と口をとがらせ、キャスターのテリー伊藤も「ひどいよね、これ」と応じた。

年間50ミリシーベルトの限度偽装

   原発作業員の被ばくの限度は、安全を考えて年間50ミリシーベルトまでとされている。線量計に細工をして被ばく量を低く偽装することで、長期間働けるように目論んだのかもしれない。

   「カバーを使ったのは1回だけと(会社側は)言ってますが、それもまだわからないですよね」と加藤。線量計の小さな細工は安全への大きな疑念を大いにかきたてるに十分すぎたようである。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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