中学生グループ「小学児童暴行を携帯撮影」おもろい動画になりそうやと投稿

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   今度は中学3年生が小学6年生に暴行を加え、その映像をインターネットの動画サイトで公開する事件が兵庫県赤穂市であった。笠井信輔アナは「単なる暴力でなく、いじめであるということで…」と紹介していたが、暴力といじめが逆ではないか。市教育委員会もいじめと認定したようだが、はたしてこれが単なるいじめなのか。犯罪ではないか。

中3が小6を蹴り続け「これはおもれえぞ」

   暴行は今月8日(2012年7月)、赤穂市内の公園であった。公開された映像は1分間で、見ると、中学3年の男子生徒(14)が男子児童(12)の背後から背中や足を蹴り続ける姿が映っている。途中で「これはおもれえぞ。おもろい動画になりそうや」「顔面やんなよ」とつぶやく声も入っていた。

   動画を見た人の通報で中学校が加害生徒の話を聞いたところ、「テレビゲームのまねで、遊びのつもりだった」という。動画は仲間の生徒が携帯電話で撮影したという。

   市教育委員会は「明らかな暴力行為としていじめと認定」した。県警も19日に加害生徒を別の集団暴行事件で逮捕し、児童への暴行についても立件を視野に捜査を始めた。

もはや「いじめ」ではなく「暴力犯罪」

   キャスター小倉智昭「何でこれをこういうところで見せなければいけないのかということを考えますよね。いじめを見て面白がるからこういう映像を公開する」

   これも携帯電話やインターネットの普及した負の部分だが、タレントのピーコは別の視点で問題提起をした。「『いじめと認定する』って、いじめっていうと軽い感じがするでしょ。これは犯罪だと思う。いじめという言葉でないことをきちっと…。何をしたら相手がどんな状態になるか想像がつかないほど、今の中学、小学生にモラルがなくなっているのか。誰の責任なんだろうと思いますよ」

   「筆箱がなくなった」「悪口を言われた」というものから、大津市立中2年生の自殺までを一緒くたにしていじめとして扱われる。しかし、標語のケースは加害生徒は中学3年生、被害者は小学児童で学校が異なる。しかも、加害生徒の仲間4人ほどが取り囲むなかで暴行を受けており、その恐怖感は単なる同級生のいじめとは異なり集団リンチの等しい。

   子どもの世界で起きていることだから『いじめ』と、ひと括りにしていい事態ではもはやなくなっていることに気づくべきだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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