「家でものすごいペナルティーが待っていますから…」。18日(2012年7月)の不倫問題緊急会見で、笑みを浮かべながらこう語った橋下徹大阪市長だったが、さて、帰宅後に妻のすごいペナルティーはどんなだったのか。
一夜明けた19日夕の2回目の会見では、記者の質問に「家庭内のことですから」を15回も連発、前日の笑顔が一転、意気消沈した表情からかなりとっちめられてことがうかがえる。
「最低の夫、最低の父親です。きのうは謝り続けたんですが…」
橋下市長が大阪・北新地の高級クラブに勤める女性と不倫をしていた2006年は、6番目の3女が生まれた年で、翌年には7番目の子どもを授かった。まあ、子作りの真っ最中でもあったわけだ。
橋下は前夜の様子をこう説明した。「まだ話し合いがすべて終わっていませんのでね、妻にきのうは謝り続けたんですが、なかなか…。妻も大ショックでしょうから、まだきちんと話ができていない」
―かなり怒っているのですか。
「それは怒ります。ボクを全面的に信頼してやってくれていたわけですし、子どもを7人も育てるのに大変な状況ですから。妻にとっては最低の夫かもしれないし、子どもにとってもこれほど最低の父親はなしでしょう」
―ペナルティーは?
「それは家庭内のことですから」
―奥さんや子どもさんからの言葉はありましたか。
「家庭内のことですから」
―土下座は?
「家庭内のことですから」
―修羅場は?
「家庭内のことですから」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト