「生徒観察してればいじめ発見できる。でも、方法知らない先生たち」
スタジオに向山洋一氏が登場した。もと小学教諭、日本教育技術学会会長だ。「学級崩壊」「モンスターペアレント」の名付け親でもある。いきなりフリップを出した。「いじめをなくせるのは教師だけ」。教師が必死になくそうとしていないのだという。
いじめの発見ではひとりぼっちの調査が面白かった。600人を各担任が1週間観察したがゼロ。もう1週間でもゼロ。そこで20分休みにだれといたかを1週間調べたところ、ずっと1人の子が23人もいた。そこで教師に聞くと、「乱暴だ」「ルールを守らない」などわかっていた。これができないと対処のしようもないのだと、向井は言う。
みの「生徒を観察しようと思わないんでしょうか」
向山「思いはあっても、やり方がわからない。システムが必要」
みの「ボクらの時の先生は怖かった。信頼していた」
どこで違ってしまったのかが、なかなか語られない。昔はシステムなんかなかったのだから。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト