多数意見反映しない発言者抽選
そもそも、発言者の選び方からして意見聴取というようなものではなかった。名古屋で発言の意思表明した161人のうち「0%」支持は106人、「15%」が18人、「20~25%」は37人。「倍率」がまったく違うのに、機械的に3人を選んだだけだった。参加者は「公平性が保たれていない」「一番びっくりは中電の社員がいたこと」という。
司会のみのもんた「なぜ脱原発が出てきたのかをこの社員はわかっていないんでしょうね、おそらく」
杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)「電力会社がしゃべればこうなる。利害関係者だから。利害関係者が入って国民的議論になるのか。運営に問題がある」
聴取会はまだ続くが、発言者選びなどの運営はこれまでの公聴会などと同様に広告会社などが担当しているはず。今後もおそらく同じことが続いて、さらに「おかしい」となればよし。ならなければバカバカしさだけが残ることになる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト