日経新聞社長と経済部女性デスク「お泊り編集会議」文春記者に「取材不足だ!」
文春の「スクープ撮!」、今週は日経新聞の喜多恒雄社長(65)に刃を向けた。まずは5月28日(月)、午前10時。新宿にある高級マンションから喜多社長が姿を現しハイヤーに乗り込む。そのわずか10分後に、薄いグレーのスーツ姿の女性が現れる。この女性は日経新聞経済部デスク(50)。彼女はニューヨーク総局の現地採用で、当時の上司が喜多だという。2人の姿はグラビアでも拝める。
喜多社長の会社登記簿上の住所は妻が住む鎌倉市だが、週の大半はこのマンションに住んでいるという。彼女も自宅は文京区だが、喜多の住むマンションに足繁く通っているそうである。取材班が確認しただけでも5月30日、6月3日、24日にこのマンションに泊まっているというのだ。かなり長期にわたって喜多社長の動向を張っていたことがわかる。
取材班は喜多社長にインタビューしているが、彼女が泊まったことも、情実人事をしたこともないと否定し、「だから取材不足なんだよ、君は」と真っ赤な顔で怒鳴って出て行ってしまったそうである。
社長と部下との「ただならぬ関係」といえばよくある話だが、これが言論機関の長であり、しかも日経は文春の広告を「記事は事実に反する」と掲載拒否したというのだから穏やかではない。さらに日経は、文春側を名誉毀損で提訴するそうである。記事を読む限り、文春も不倫関係にあるとは断定していない。だが、長たるもの、部下のデスクとの特殊な関係が社内で噂されるのは不徳の致すところであろう。この情報は間違いなく社内から漏れたに違いない。訴えれば社内のゴタゴタを法廷で晒すことになりはしないか。
それにしても読売といい日経といい、大メディアのトップの良識がこれほど問われているときはないだろう。そういう意味でもメディアの危機は深刻である。