糖尿病予防の切り札マグネシウム「そばのひ孫と孫は(わ)優しい子かい?納得!」を食べろ!

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   高橋さとみアナが恐ろしい数字の数々を挙げていく。「糖尿病と疑われる人が890万人、隠れ糖尿病の予備軍も合わせると1320万人。40代女性の18・2%が糖尿病といわれています。しかもこの糖尿病は1度罹るとなかなか治りにくいし、放って置くと失明や壊疽で足切断など怖い病気です。でも解ってきたのがマグネシウムとの関係なんです」と報告した。

「九州大学・疫学チーム」福岡県久山町の住民21年間追跡調査

   今年(2012年)5月、九州大学の疫学チームが福岡県久山町の住民を21年間追跡調査した結果を発表した。「食事に含まれるマグネシウムの摂取量が多いほど糖尿病の危険が低くなる」という趣旨だった。東京慈恵会医科大学の横田邦信教授はこの結果についてこう説明する。

   「マグネシウムが不足するとブドウ糖が細胞の中に取り込めなくなり、インスリンの効きが悪くなります。要するにマグネシウムが多く含まれる食べ物が糖尿病の予防になるわけです」

   横田教授はマグネシウムを多く含む食物の頭文字を並べてみせた。「そばのひ孫と孫は(わ)優しい子かい?納得!」というのだという。「そ」は蕎麦、「ば」はバナナ、「の」は海苔、「ひ」はヒジキ、「ま」はまめ類、「ご」は五穀米、「と」は豆腐、「ま」は抹茶、「ご」は胡麻、「わ」はワカメ、「や」は野菜類、「さ」は魚類、「し」は椎茸、「い」はイチジク、「こ」は昆布、「か」は牡蠣、「い」は芋、「なっ」は納豆、「と」はトウモロコシ、「く」は胡桃だ。

   これらを多く含んだ献立にはどんなものがあるか。栄養士の加藤則子さんが一例として、「五穀米」のごはんに「あさりの味噌汁」、おかずは「シーフードと野菜のオイスター炒め」と「ひじきの白和え」、デザートにはバナナを提案した。

(磯G)

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