78歳男性タケノコ採り山中で遭難20日間「生死分けた3つの幸運」

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拾ったブルーシート、目の前が沢、イタドリの若芽

   生死を分けたのは3つの幸運だった。1つは山中に落ちていたブルーシート。鈴木さんはこのブルーシートにくるまって雨露を凌ぎ、体温低下を防いでいた。2つ目は沢の水。手の届くところに沢が流れており、飲料水の確保ができた。3つ目は食糧になるサシボが近くに生えていた。イタドリの若芽だ。

   さらに、捜索・救助関係者が驚いたのは鈴木さんの精神力の強さだった。搬送された秋田赤十字病院の医師は「意識はしっかりしていて話もできた」という。

   キャスターの菊川怜「たまたま幸運が重なったが、2人で行くとか、ブルーシートを持っていくとか、日頃から備えがあったら確実なのに…」

   これに秋田出身のキャスターの小倉智昭が、「山菜採りとかキノコ採りとか、渓流の釣り師も同じですが、自分のエリアがありひとりで山に入る。ただ、タケノコ採りにブルーシートは持っていかないのでは…」

   いや、たしかに。菊川の「東大頭」が面白い。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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