小沢一郎と橋下徹「オリーブの木」「第3極」!?いえいえ「呉越同舟」「同床異夢」

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   きのう9日(2012年7月)夜、都内で開かれた「減税日本」(代表・河村たかし名古屋市長)の集まりに現れた小沢一郎は満面の笑みだった。マイクを握って、神妙に「正しいと思ったらどこまでも主張を貫いて」などと話すと、新党大地・真民主の鈴木宗男代表が「壊し屋小沢一郎というけど、期待している」

   え、これ何の会なの。「減税日本」が衆院選をにらんで東京事務所を開いた パーティーだった。河村は「政権交代ではなく庶民革命が必要」とぶったが、小沢は11日の新党立ち上げを前に激励に訪れた 。「第3極」「オリーブの木」といえば聞こえがいいが、その目は、名古屋を通り越して大阪を見ていることはたしかだ。

維新の会「国政選挙出たいなら1人2000万円」

   橋下大阪市長が主宰する「維新政治塾」は7日、 塾生888人を集めていた。市議、放送作家、俳優見習い、会社経営者、家事手伝い…とおよそ雑多だ。青森・田舎館村の村議・鈴木和久氏(54)は「道州制と大阪都構想に大賛成。中央集権的官僚制度をぶっ壊す。大阪が変われば国が変わる」と話す。上原みなみ神戸市議(43)はみんなの党の現職。「維新の風を神戸にも吹かせたい」というが、「誓約書があって、候補になった時には現在の党を離れるとあった。国政に行くかどうかも決めてないが、橋下さんとなら一緒にやりたい」と、なにやら「二股」である。

   次期衆院選のマニフェスト原案「維新八策」がテキストとして配られた。塾生から300候補をたて200議席獲得を目指すという。橋下は先月23日、塾生を前に 「国の形を変えるための戦士になっていただけるかどうか」と訴えていた。問題は1人2000万円といわれる選挙資金だ。

   中古パソコン会社経営の阪口源太さん(36) は社員20人年商4億円。「軽い気持ちで、大阪マラソンに申し込むくらいの気持ちで申し込んだ。選挙資金を聞かれて、1000万円くらいならポンと出せますと。30歳まで選挙にいったこともなかった。政治塾に参加してから急に政治に興味をもった」

   街の声も「若い人、未経験が多いから不安」というのと、「政治を根本から変えてほしい」 に大きく分かれる。このあたりが「第3極」の所以なのだろうが、小沢新党について、運営委員長の浅田均・大阪府議会議長は「考え方も違うし、一緒にやるのはむずかしい」と言う。そりゃあそうだろう。民主党の二の舞いはだれだってごめんだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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