炎天下を歩いていたら突然のめまい―。じつは、このめまいは脳卒中の前兆であるという。きょう9日(2012年7月)の「アカデミヨシズミ」コーナーでは、そんな夏の脳卒中対策を取り上げた。
脱水症状で血液ドロドロ―血栓が詰まってドカン
石原良純(タレント)は「脳卒中による死者は年間約13万人。日本人の死因の4番目となっています」と説明し、脳卒中に詳しい聖マリアンナ医科大学の植田敏浩教授を訪れた。植田教授は「ひと口に脳卒中といっても3つのタイプに分かれます。脳血栓と脳梗塞、そしてクモ膜下出血です。症状としてはロレツが回らなくなる。片方の目が見えなくなる。左右どちらかの手足に痺れを感じるというのが大きな特徴です」と解説する。
石原「脳卒中はなぜ起きるのですか」
植田教授「脳卒中は脳の病気という印象が強いですが、脳の血管に血液が回らなくなる脳血管障害のひとつです。夏は脱水症状を起こしやすく、その結果、血液がドロドロになり血栓ができてしまいます。その血栓が脳卒中の原因となります」
できる?「酒ダメ、たばこダメ、塩ダメ、間食ダメ…」
予防対策として「1人じゃんけん」を提唱するのは、脳ドックの眞田クリニック・眞田祥一院長だ。「1人ジャンケンは、右手と左手で、グー、チョキ、パーを違って出す。そうすることで、脳血管の動きを活性化できます」
石原「1人ジャンケンで脳の前頭葉が刺激され血栓ができるのを防げるそうです。日常生活では、酒を飲まない、塩分は控える、間食はしない、たばこは吸わないというのも大切だそうです」
コメンテーターの青木理(ジャーナリスト)「それを全部守ったら、自分は生きていけなくなってしまうよ」