報告書の要約版ネット公開「国民がぜひ読んで欲しい」
尾崎弘之(東京工科大教授)「その力関係はこれからも変わらないと思うが…」
黒川「スリーマイル島でもそういうことがあったらしい。30年かかって対立しながら監視し合うという形になっている。不断の努力が必要ですよ」
みの「菅さんが現地へ乗込んだのは混乱を招いた?」
黒川「官邸が出てきて、それならと東電は責任放棄になった」
当の菅は報告書に対して、「人災というのは私の認識と一致するが、いくつかの点で私の理解とは異なる」とコメントを出した。黒川氏は「報告書は要約版もあるしネットでも読めるので、両者の言い分を見てほしい」と言う。
尾崎「安全保障と同じような体制でないといけないのではないか」
黒川「これ、有事を想定してない」
みの「想定外といってる」
黒川「世界の地震の20%は日本で起こっている。起こったら相当なことになるのに、エリートが自信を持ち慢心になった」
与良「地震で機器が壊れたというのはないのでしょうか」
黒川「まだ中へ入れないが、はじめからないというのは非科学的ですよ」
委員会はすべて公開で、英語の訳もついて公開されている。黒川氏は東電、保安院、閣僚がどういう考え、どういう姿勢かがわかるので読んでほしいという。「世界中が見ていて、それが信用になる」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト