小沢新党準備会合と示し合わせたように集まり
小沢新党準備会合の3つ隣の部屋では、造反したが離党しなかった鳩山由紀夫元首相グループの会合が開かれていた。示し合わせたような2つの会合について、政治アナリストの伊藤惇夫は「鳩山さんも周辺の人も反対の意思は変わっていない。離党の可能性は、タイミング的には法案が参院で成立する時期に大きな山が来るかもしれません」と見ている。
所によれば、鳩山グループは「消費税増税の問題点を検証する政策勉強会」を立ち上げ、週に3日ほど定例的に開くのだという。「こういうみなさんの中から、お盆前後に何か動きが出てくるのではないか、という見方が伊藤惇夫さんを含め出てきているわけです」
こうした離合集散を、テレビ朝日ディレクターの玉川徹は「戦後60年以上続いた安定が壊れて、次の安定に行くまでいろいろな紆余曲折がある。それまでのコストとして、甘受しなければいけないのかなと思う。自民も民主も考えの違う人たちの集まりなので、一定期間を経て整理されていく過程だろう」と話す。政党政治が決められる政治として機能してほしいものだ。
文
一ツ石