加藤シルビア「ヒッグス粒子」立て板に水の解説―さすがお茶の水大・量子力学専攻

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「みのさん、とっても凄いことなんですよ。わかりますか?」

   みのも笑い出した。「ヒッグスという女優がいたなと思ったが、あれはヘレン・ヒギンスだった。それくらい大変なことなんだ」

   シルビア「もっと大変なことです」

   みの「これを何か利用できるの?」

   シルビア「宇宙のなぞの解明とか、1964年の標準理論が正しかったとか…」

   みの「わかんないなぁ。要するに井上君、何なの?」

   井上貴博アナは受け売りが得意だ。「これがないとわれわれは存在しない。宇宙自体が存在しない。その粒子が高い確率で発見された。ノーベル賞級の発見です」

   みの「うちの奥さんは『あなたがいるから子どもがいるのよ』なんていってたけど」

   詳しい解説映像もあったが、みのはなお「そんなに大変なこと?」 なんて言っている。そして、次の「朝刊チェック」コーナーで小林悠アナが「みのさんの疑問にお答えしましょう」と指したのが東京新聞だった。小林が読み上げたのは「どんな応用の道があるのか皆目見当がつかない」という東大准教授の談話で一堂大笑い。記事はさらに「アインシュタインの相対性理論も、衛星利用測位システム(GPS)まで長いこと実用化にはいたらなかった」と指摘していた。

   みのが初めて「わかりやすいね」

   北川正恭(早大大学院教授)が「何がわかったの?」と冷やかす。「わかんないことがわかった」(みの)

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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