成田空港を拠点にするLCC(格安航空会社)の「ジェットスター・ジャパン」が3日(2012年7月)に就航した。8月にはやはり成田を拠点とする「エアアジア・ジャパン」が就航し、本格的なLCC時代の幕開けを迎える。
成田-札幌3万5600円が4496円
ジェットスター・ジャパンの成田-札幌の運賃は4496円から。大手航空会社の繁忙期の運賃3万5600円に比べると大幅に安い。乗客の反応も「機内がスッキリしていて、シートもレザーっぽくて清潔感がある」「値段の割にはよかった」と上々のようだ。さらに、今月中に成田-関西(3990円~)、成田-福岡(5090円~)、成田-那覇(6590円~)を就航させ、最低価格保証で他社との差別化を図るという。
LCC時代の幕開けを迎え、空港周辺にも新ビジネスが登場している。せっかく格安なのに空港までの足代が高いというわけで、東京駅-成田空港間のLCC向け高速バスが運行を始めた。9月上旬までの2か月間は800円均一、9月上旬からは1000円均一という。
また、成田市内の「エクセルホテル東急」は午前6時前に出発するLCC便に対応して、前夜1泊、翌朝5時半チェックアウトの客は、2人1室6000~7000円を3500円と半額にする。
ネックは「すぐ予約いっぱい」と「多い欠航」
ただ、LCCは予約も早い者勝ちで、ジェットスター・ジャパンは夏休み期間中の成田-札幌間チケットはすでに最低価格の4490円で購入するのは難しい状況になっているという。
代替機の用意がないので欠航が出やすいのも弱点。ジェットスター・ジャパンは初日に早くも札幌(新千歳)-成田の最終便が大幅に遅れ、深夜飛行禁止時間に入るために欠航となった。
キャスターの小倉智昭「怜ちゃん、乗る?」といじわる質問。今週からサブキャスターをつとめる菊川怜は利用する気はないのだろう、ストレートには反応せず、「選択権があるのはいいですね。自分で選べばいいんだから。ただ、くれぐれも安全面だけは…」と賢い答えで逃げた。