「私は今も、そしてこれからもずっとゲイである。幸せで、ゲイに誇りを持っている」
CNNの看板キャスターで、米国で知らない人はいないアンダーソン・クーパー(45)が同性愛者であると告白し、全米が話題となっている。
「恥ずかしく思っているのではと見られるのが嫌だから…」
「とくダネ!」コメンテーターのデーブ・スペクター(テレビプロデューサー)の解説によると、このキャスターは大富豪の息子で、紛争地に行って取材したり、分かり易くカッコいいと評判だった。ただ、未婚を通していることや、ゲイについて質されても1度も否定したことはなく、ゲイは公然の秘密だったという。
では、なぜ急に告白する気になったのか。真実を伝えるジャーナリストとして、ゲイであることを恥ずかしがっているのではないかと思われたくないために、カミングアウトしたという。キャスター自ら雑誌にこのメッセージを送り、それが広がった。
キャスターの小倉智昭「別にそういう愛が認められる時代だから、センセーショナルではないと思うのですが…。まだダメかな」
「そういう愛が認められる時代」とは進歩なのか、堕落なのか、白か黒かさっぱり分からない。そこを小倉に聞いてみたい。ただ、他人に対し誇りにするほどのことではないと思うのだが…。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト