キム・ヨナ「ソチ冬季五輪まで引退延ばします」タレント転身より競技選択

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   五輪といっても、ロンドン五輪ではない。少し先のソチ冬季五輪の話題だ。フィギュアスケートの女王、韓国のキム・ヨナがきのう2日(2012年7月)、緊急記者会見して、2014年のソチ冬季五輪まで現役を続けること明らかにした。2010年のバンクーバー五輪で歴代最高得点を出して金メダルに輝いたあと、ここ1年は大きな大会に出場せず、引退もうわさされていた。

「バンクーバー金メダルで新たな目標失っていた」

   会見でキム・ヨナが語ったのは女王ゆえの苦しみだった。バンクーバーで金メダルを獲得したあと、より大きな目標を見出せない半面、国民の関心と期待が大きなプレッシャーとなり、そこから逃れたいと思いながら悩んだという。だが、自分のための演技を披露することを目標にすればいいのではと思うようになり、「選手生活の終着駅をソチ五輪にまで延長して、有終の美を飾るため新たな気持ちで出発しようと思います」と語った。

一度頂点に立つと・・・
一度頂点に立つと・・・

   フィギュアスケート解説者の佐野稔は「1度オリンピックで金メダルをとってしまうと、次にもう1回やろうという人は今いない。もう1回やろうと思ったことはすごいことだと思う」という。だが、すぐに復帰が可能かどうか。佐野は「ジュニア時代まで技術が落ちていることはありえない」という。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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