せっかくの竹内力 もっと大胆にド派手なキャラで見たかった
物語の構成は、前半は原作にきわめて忠実、後半は映画用のオリジナルストーリーとなっている。マンガの実写化では原作ファンは原作との「答え合わせ」みたいなことをしがちになるが、この映画についてはオリジナルストーリーがあることで起承転結が生まれ、映画として非常によくまとまっているので、あまり深く考えずに観るのがオススメ。
阿部ら濃い顔集団と平たい顔族らの顔立ちのギャップ、ジャグジーやウォシュレットなど、「古代ローマで再現するのはちょっと難しいのでは?」と思うものまでむりやり真似してしまうエピソードなど、ただ無心で楽しんでいればかなり笑える映画となるのは間違いない。
最後に欲を言えば、せっかく竹内力を起用したのなら、あのビジュアルを役に生かすもっと大胆な工夫が欲しかったな。
バード
おススメ度:☆☆☆☆