26日(2012年6月)に起きた埼玉県加須市中の殺人放火事件では、金物店を営む有山春蔵さん(77)と妻の幸枝さん(76)が殺され、長男(48)は刺されたがなんとか逃げ延びた。井口成人リポーターは「有山さんには刃物によるとみられる刺し傷があり、妻の幸枝さんの遺体にも同様の刺し傷がありました。有山さんは地元で知られた資産家で、捜査本部は有山さん一家が何者かに刃物で襲われたあと、家に火を放たれたと見ています」
直前に食事した友人「何かに怯えている様子なかった」
近所の住人は「普通の火事ではなかった。何かを撒いて、それから火をつけたという凄い燃え方だった」という。長男は刺された後、2階の窓から飛び降りて何とか逃げたという。
司会の羽鳥慎一「3人を1度に殺そうと思ったのには、深い事情があったのでは」
井口「有山さん宅は400坪という広大な敷地です。ですから、1度中に入ったら外からは中で何が起きているのかうかがい知れません」
事件が起きる直前まで有山さん夫婦と近くの料理店で夕食をともにした友人は、「何かに怯えているという様子は微塵もなかった。普段通りだった」という。
羽鳥「凶器は発見されているの」
井口「傷口から見て、包丁のようなもので刺されたと見られています。でも、有山さん宅の包丁とは合致していません」
犯人の目的は金か、それとも怨恨か。有山夫婦が友人との食事で留守にしていた間に侵入していたのではないか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト