レバ刺し禁止カウントダウン!食べ納め客で店は大賑わい

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   レポーターの米田やすみが日本橋の炭火焼の店にいた。「レバ刺し祭りをやっていますが、たくさんのお客で賑わっています」。7月1日(2012年)から牛の生レバーの販売が禁止されるのを前に、値段をいつもの半額にしているが、駆け込み客の急増でこの店では売り上げが5倍になったという。

「レバ刺しそっくりさん」も登場!その正体は…

「食べ納めにきました」「これが食べられなくなるかと思うと、やっていけない」「さびしいですね。こんなおいしいものがなくなっちゃうの」「いきなり過ぎる」「安全のためならしょうがないかな」

   女性客も多い。日本人はいつからレバ刺しを食うようになったのか。米田もひとくち食べて、「これがレバ刺し。うーん、つるんとして、とろけるような感じがたまらないですね」

   この店ではレバ刺しは売り上げの2、3割だった。「看板メニューなので大打撃です」と店長は言う。「生で食べるのが一番おいしい食べ方。それがダメならもう出さない方がいい」

   規制強化のきっかけは、昨年5月(2011年)、 富山県などで5人が死亡したユッケ集団食中毒事件だ。当時も牛の生肉を提供する衛 生基準はあったが、厚生労働省は罰則つきの新基準の検討を始め、調査した牛173頭中3頭 のレバーから腸管出血性大腸菌O―157が検出されたとの報告をもとに、牛の生レバーの販売全面禁止を決めた。違反すると、悪質なら懲役2年以下または200万円以下の罰金となる。

   昨年春の都の自粛要請を受けてレバ刺しの提供をやめた麻布十番の焼肉店は、「レバ刺しそっくりさん」なるものがあった。こんにゃくなのだが、見た目はレバ刺しそっくり。米田はここでも食べてみて、「うん、そっくり」。この店ではレバ刺しをやめてひと月の売り上げが40万円減少したが、店長は「食の安全性を考え、苦肉の策でこんにゃくを」と話す。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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